~2024/4/15 お手紙到着報告


各出版社さんにお送りいただいたお手紙、拝受いたしております…!

お知らせが遅っっくなってしまって大っっっ変申し訳ありません🙇‍♀️
たくさんたくさんたっっっくさんの気力をいただいております。

誰かの心を動かしたい、と願うことってある種傲慢だと思っているのですが、そんな過ぎたることに執着しながら漫画を描いております。こんな風に感じたよ、と教えていただけるのは喜びでもあり、学びでもあります。大切に、これからの執筆の栄養にさせていただいて、すくすくと伸びていきたいです。のびしろたっぷりなので。


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BLアワード2024、応援、ご投票くださった皆様、ありがとうございました!

『その世のどこか、蒼天のゆりかご』がディープ部門にて5位

BLCD『体感予報』がBLCD部門にて4位を賜りました。




BLアワードって、商業BLおたくな自分としては大好きなお祭りなんですけど、作品の作り手としてはどうやって受け止めればいいのかちょっと悩むときがあります。去年はそれがわからなくてわからなくて、わからないまま頭を抱えて怒涛の1年が過ぎていった感じがしました。とってもとっても身に余る光栄でしたけれども、順位ってどうやって受け止めればいいんだろうという問いの答えは出なかったなぁ。

でも今年は順位をお知らせ頂いたとき咄嗟に「この世界の誰かにとっての、一番(もしくは二番)目に心に残った作品になれたってことか」って思ったんです。BLアワードの投票形式って、投票する人がノミネート作品の中でジャンル別に1位と2位を選んで、そのポイントが集計されるんですよ。つまり、ポイントが1ptでも入ってる時点で、どなたかが「今年はこのジャンルならこの作品よかったな」って思ってくれたっていう事実がそこにあるんですよね。作品を読んで時間を過ごしてもらうだけでもえらいことなのに、一番(もしくは二番)に選んでもらえるってすごくない?めちゃくちゃ贅沢なことです。

順位だけを見つめてしまうと、他の趣向も表現もターゲットも異なる作品と順位をつけて並べるの?と悩ましい気持ちになってしまうけど、読んでくださっている一人一人にフォーカスしてみたらそんなシンプルなことだったんだ、と気付かされました。
誰かにとっての大切な一冊を作りたいって言う渇望へのアンサーをいただけたような、もっと頑張れよと背中を押されたような尻を叩かれたような、そんな嬉しいBLアワード2024でした。

これからもそういう方角を向いて描いていたいな、と思った話です。


(それはそれとして!!5位なんて高順位は!!マジで!!想像だにしていなかったので!!!うっっっれしかったです!!!!ちるちるさんの方にもコメントで出しましたが、その世のどこかシリーズの最後の最後で、こうやって順位の数字をいただけたのはあまりに感慨深いです。ちなみに常夜の楽園はノミネートされておりません。シリーズって先細りして当然だという思い込みがありましたが、シンが活躍していろんな方の心に爪痕をのこしてきてくれたということでしょうか。ありがとう。セオリーを諦める言い訳にはしません。

百万回言ってるけど、あらためてこんな訴求力の乏しいテーマで描いていいよ!!!!って言ってくれたarca comicsさんハイパーーーーありがとうございます!!!!描いてて楽しかった!!こんなに清々しく「描いてよかった!」を抱きしめていられることが本当に幸せです。

作品を愛してくださったみなさま、ご投票くださったみなさま、本当ーーーにありがとうございました!!!)

ピースじゃなくてパーにしなさい、5位なんだから(描き終わってから気付いた)